社長インタビュー

「失敗を恐れてはいけない。やるなら思いっきりやりなさい。」
代表取締役社長 松井達政

ジェイアール西日本伊勢丹の魅力

ジェイアール西日本伊勢丹の魅力はどこにありますか?

松井

昨今、流通業界において業態の垣根がますます崩れてきていると感じています。お客さまも百貨店やショッピングセンターといったくくりでとらえるのではなく、「ジェイアール京都伊勢丹」という固有名詞で考えるようになってきた。そうなると、お客さまが「ジェイアール京都伊勢丹」に何を期待しているのかということを追求し、それに愚直に応えていくことが店の強さになると考えています。

その原動力として、まず私たちが持っているのが「若さ」。ジェイアール西日本伊勢丹は社員の平均年齢32歳という非常に若い組織です。この若い人のエネルギーは大きな力となって、会社を次の時代へと牽引していくでしょう。
そして立地。世界に名だたる観光都市・京都の玄関口という絶好のロケーションは、実にお客さまの20%が観光客という特徴的なお客さま層を形成しています。また同時に、JR沿線の高槻市や滋賀県、奈良県といったエリアまで商圏におさめ、かつて京都へ足を運ぶことのなかった層に対して、ショッピングの街としての京都を提案してきました。大型家電量販店が相次いで出店するなど、京都駅そのものが大いに活気づく中、私たちジェイアール京都伊勢丹にとっても追い風が吹いていると感じています。今後は、この追い風に背中を押されながら、いよいよ本格的に、四条河原町という京都市内での競合エリアからお客さまを取り込んでいきたいと考えています。

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大阪店オープンに向けての心境

いよいよ2011年春、大阪店がオープンしますね?

松井

非常に楽しみにしています。店舗を縮小する企業が多い中、新しい店を出せることに大きな喜びを感じています。売り場面積48,000m²の大阪店がオープンすれば、売上はいきなり2倍になります。このご時世に、このような成長をする企業もまた少ないと言えるでしょう。
ただし、出店しただけで売上が上がるほど甘くはありません。大阪・梅田にはすでに数多くの競合店がひしめいている。

ジェイアール京都伊勢丹と同じ店づくりや、まして他店と変わり映えしない店づくりで通用するはずがありません。「ジェイアール西日本伊勢丹が梅田に新しい風を持ってきた」、そう評されるようなお店にしたいと頑張っています。
まだ詳しくは言えませんが、キーワードは「提案」そして「付加価値」です。京都店では「ファッションのジェイアール京都伊勢丹」というコンセプトを掲げていますが、この基本コンセプトは大阪店でも変わりません。「ファッション」とは、人の生きざまであり暮らし方に基づくものです。狭義ではなく広義の「ファッション」を提案することにより、お客さまにライフスタイルはもちろん生き方、考え方まで付加価値としてご提案できるような百貨店にしたいと考えています。品物一点一点をとってみれば他店と変わらないかもしれませんが、新しい組み合わせ方や、そこに込められた付加価値は、まぎれもなくジェイアール西日本伊勢丹ならではのもの。そんな店づくりを実現したいですね。

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社長が考える「仕事」

社長にとって「仕事」とはどのようなものですか?

松井

仕事とはすなわち、「人間としての勉強の場」だと考えています。学生の時は授業料を払って勉強する。社会に出たら給料をもらいながら勉強する。自分の人生の糧になることを教わる場ですから、私はかつて一度も辞めようと思ったことがありません。ただただ一所懸命にやってきた。その結果、今では少しは物事の本質を見極めながら動けるようになってきたと思っています。

確かに若い人たちにとっては厳しい修行の場かもしれない。しかし、どうせやるなら、それをいかに楽しい修行にするかを考えることが大切です。ジェイアール西日本伊勢丹という会社は、「明るく楽しく仕事しよう」というスピリットをDNAとして持っている会社。決して「なあなあ」で生ぬるい仕事をするのではなく、厳しいなかで一所懸命頑張るところに本当の楽しさや喜びが見いだせるのだと思います。

もちろん、そうやって頑張って成果を上げた人は、しっかり評価してあげる。そうした「褒める風土」によって、楽しさの感じられる職場づくりを進めています。

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若手社員に期待すること

これから入社する若手社員に何を期待しますか?

松井

人にはいろいろなタイプがいます。たとえば、全科目50点の平均点タイプ。あるいは、20点や30点があるものの、科目によって80点や90点がとれるタイプ。人材としては、後者に魅力を感じます。特に若い人には、「そつなく仕事しよう」として誰かの歩いた安全な道を行くよりも、「失敗してもいいからチャレンジしよう」という積極的な気持ちでいてほしいと思います。自分が80点90点をとれる得意分野を活かして、ぜひ思う存分チャレンジしてください。そうすれば、その長所はもっともっと強くなる。

私がよく言うのは、「チャレンジしなければ、成功か失敗かわからない」ということ。一度失敗すれば、次は繰り返さなければいい。しかし「わからない」ままだと、また同じ失敗を繰り返してしまう。果敢にチャレンジして、ハデに失敗してもいい。その責任をとるのが上司の務め。この会社には、それだけ懐の深い責任者がそろっています。安心してチャレンジしてください。

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ジェイアール西日本伊勢丹の未来像

これからのビジョンについて聞かせてください。

松井

2011年春の大阪店がオープンすると、2店舗体制となります。その後は、3号店となる百貨店を出店するかもしれないし、あるいは別業態の店舗をオープンさせるかもしれません。いずれにせよ、小売業として西日本においてその確固たる地位をしっかり評価してもらえる存在へと引き上げていきたいと考えています。ジェイアール西日本伊勢丹は、それを成し遂げられる企業だと確信しています。
そのためには何より「人」が重要なリソースとなってきます。大阪店について言えば、母である京都店よりも大きな店を産み落とすわけですから、当然、人材もそれだけ大阪店へ持っていかなければなりません。3号店を出店することになれば、なお一層、人材の成長が必要となります。これから、ジェイアール西日本伊勢丹の描く壮大なビジョンを実現していく人材に期待したいですね。

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学生へのメッセージ

最後に、読者である学生の皆さんにメッセージをお願いします。

松井

当社がなぜ新卒採用を行うかといえば、新しい風を入れたいからです。お客さまの満足によって売上が立つ小売業として、常にお客さまにいちばん近い人に身を置いてもらいたいのです。つい昨年まで自分もお客さまだったというような人が入社して、自然なお客さま目線で発想し、どんどん意見を出してくれたら、ジェイアール西日本伊勢丹はもっと良い店、もっと良い会社になる。ピュアなお客さま目線、そしてそれに対して聞く耳を持つマネジメント機能とが合わさって、これからのジェイアール西日本伊勢丹を伸ばしていってもらえたらと思います。

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