ジェイアール西日本伊勢丹では4月に入社する
新入社員に対し、先輩社員がマンツーマンで
半年間の指導体制をとるスポンサー制度がございます。
新入社員は特定の先輩に付いて基本から教えてもらうことで
成長し、またスポンサー(先輩社員)も新入社員に一から仕事を
教えることによりさまざまなことを学ぶことになります。
通常、スポンサーを「お母さん」、新入社員を「子ども」と呼んでいます。

新入社員

小嶋 智美
ベビー子供営業担当
子供服・玩具
2011年入社
経営学部卒

スポンサー

田村 知子
ベビー子供営業担当
子供服・玩具
ブロックリーダー
2006年入社
生活造形学科卒

2人が最初に顔を合わせたときのことを教えてください。
小嶋:
研修を終え、初めてお買場の先輩にお会いするということで、とても緊張していました。でも、田村さんが優しい笑顔で迎えてくださったので、ほっとするとともに、「この方が私のお母さんになる人なんだ。どんな毎日になるんだろう」と、わくわく感でいっぱいになったのを覚えています。
田村:
小嶋さんは、ふんわりとしたかわいい笑顔がとても印象的な女性で、初めて見たとき、「ああ、玩具っぽい子が来たなぁ」と嬉しくなりました。緊張しているのが伝わってきたので、早くお買場に慣らしてあげようと、先輩社員を紹介してまわりました。
小嶋:
すごい人数なので、誰に挨拶したか一度では覚えきれませんでしたが、田村さんが翌日も、初日にお休みだった先輩のところへ一緒に連れて行ってくださったので、それだけでとても心強かったです。
どのような指導を受けましたか?
小嶋:
お買場の基本的なルールに始まり、接客方法、商品知識など、さまざまなことを教わりました。その中で嬉しかったのは、「なぜそうするのか」をちゃんと説明してくださったこと。単に作業として仕事を覚えるのではなく、そうする理由を考えた上で身に付けることによって、覚えやすく、また他の仕事にも応用することができるのです。
田村:
「なぜ」を説明した上で、あるいは考えさせた上で指導するやり方は、実は私の先輩から受け継いだやり方なんです。手順を頭に入れるだけでは、作業者になってしまう。そうではなくて、個々の業務の根本にある考え方を理解してもらおうと努めました。
小嶋:
あと、いつも私のことを気にかけてくださっているのが分かりました。印象に残っているのは、「電池のこと伝えた?」というお声がけ。玩具には、電池が別売りのものがあり、その場合は必ずその旨をお客さまにお伝えしなければいけません。でも、初めの頃は、どの玩具に電池が必要なのかが把握できておらず、また入金のことで頭がいっぱいになってしまい、お客さまにお伝え忘れしそうになったことが何度もありました。その度に、田村さんから「電池、伝えた?」とお声がけしていただいたので、とてもよく気にかけてくださっているんだなぁと実感しました。
「QAノート」 というものがあるそうですね?
小嶋:
そうなんです。いわば、お母さんと子どもの交換日記のようなもの。毎日、その日の目標と、それに対してどうだったか、反省点や疑問点などを書き込んで、翌日、田村さんにお渡しするんです。すると田村さんが、私の疑問点や質問に答えるかたちで「そういうときは、こうした方がいい」などアドバイスを書いてくださいます。もちろん店頭でもいろいろ質問はしますが、そこで聞けなかったことをQAノートで確認するようにしています。
田村:
小嶋さんには、その日学んだことや感じたことを書いてもらっていました。今後、仕事をする中で迷いや悩みが出てきたときに見返すことで、何かヒントになればいいと思っています。また、何年か先に、自分がスポンサー制度のお母さんを務めるときにも参考にしてもらえるはず。私自身も、今回、自分のQAノートをあらためて読み返し、基本を見直す良い機会となりました。
先輩スポンサーから学んだことは?
小嶋:
ひとことで言うと、仕事に対する姿勢です。一つひとつの仕事をきちんと丁寧に、責任を持って行うこと。新入社員研修で教わった「凡事徹底」の大切さを、田村さんには実際に日々の仕事を通じて教えていただきました。
田村:
プライベートでは大ざっぱなんですけどね(笑)。お客さまに対しては「一つひとつ確認を怠らない」を心がけています。私自身は、小嶋さんに何より接客の楽しさを知ってもらいたいと思って指導してきました。それが伝わったのか、最初のころは単純な質問が多かったのですが、だんだんと深い内容の質問に変わってきて、「どうすればよりお客さまの満足を得られるのか」を考えて動くようになってきたように思います。まわりのメンバーの接客もよく観察していて、良い所をどんどん自分に取り入れようとしている姿勢が見られます。
小嶋:
お客さまと接するのは本当に楽しいです。入社して間もないころ、東京からお越しのお客さまに「起き上がりこぼし」をご紹介したことがありました。私としては、ただ自分にできることを精一杯しただけなのですが、とってもかわいがってくださって、お帰りになるときにはアメ玉までいただきました(笑)。
田村:
小嶋さんは、お客さまにかわいがられる天性の素質を持っています。年配のお客さまと話し込む姿をよく見ますし、小嶋さんに声をかけてくださるお客さまもたくさんいらっしゃいます。思わず話したくなる雰囲気を持っているんでしょうね。
これからに向けて抱負を聞かせて ください。
小嶋:
田村さんには、半年間でたくさんのことを教えていただきました。それらを自分の基盤として、お客さまへのおもてなしや周囲の方々との関わりなど、一つひとつの仕事に活かしていきたいと思います。そして半年後、自分が先輩の立場になったら、自分がしていただいたように後輩を指導し、「ジェイアール京都伊勢丹の7階に来たら何か楽しいことがある」と思っていただけるフロアにしていきたいです。
田村:
私としては、「小嶋さんに選んでほしい」とお客さまから言っていただける、また「小嶋さんに任せたら大丈夫」と周りから思ってもらえるような、お客さまからもメンバーからも信頼される販売員になってもらいたいと思っています。そして、玩具という商品の奥深さを、ぜひお客さまや新入社員たちに伝えてほしいですね。
最後に、スポンサー制度を実際に体験した感想を教えてください。
小嶋:
すごくありがたい制度だと思いました。右も左もわからない状態でお買場に立つなかで、「何かあれば、この先輩に聞けばいい」という方がいるのといないのとでは大違いです。「お母さん」ということで、どんな些細なことでも聞ける存在が、本当に心強かったです。
田村:
小嶋さんの言う通りだと思います。あと、スポンサーを務める側も、学ぶことが多いところも魅力。小嶋さんを指導していて、いろいろ気づかされました。そんなスポンサー制度期間ももう終了。6カ月で、新人を表すピンクバッジがとれたと同時に、スポンサー期間も終わってしまいました。これからは、一人前の販売員として、立派な独り立ちです。
小嶋:
ピンクバッジがはずれることに不安もありましたが、今は「はずして頑張りたい」という強い気持ちを持っています。田村さんも、変わらずそばで見守っていてくださいます。スポンサー制度期間が終わっても、お母さんと子どもの親子関係は続いていくんですよね?
田村:
さあ、どうかな?(笑)
小嶋:
えーっ?! そんな寂しいこと言わないでください。
田村:
休憩時間もずっと一緒に過ごして、恋バナもした仲だからね、これからも親子で頑張っていきましょう。
小嶋:
ありがとうございます!